カテゴリ:なぜ?Planar T* 85( 6 )
Contax Carl Zeiss Planar T* 85/1.2 60 Anniversary Model vs SONY Carl Zeiss Planar T* 85/1.4 ZA

Contax Carl Zeiss Planar T* 85/1.2 60 Anniversary Model vs SONY Carl Zeiss Planar T* 85/1.4 ZA



気になる新旧の撮り比べをやってみました。
写真をクリックすると、拡大表示されます。

e0174646_0183349.jpg


左が85/1.2 右が85/1.4ZA
ライトルームの画面キャプチャーです。

αのボディーはレンズ側のチップがないと正しく動作しないらしく
レンズに接点を取り付けチップを入れて改造しています。
ソニーの表示には1.2という表示はなくて、
1.1のつぎは1.3となるみたいで
画面左上の表示もf/1.1の表示になります。
なので露出も85/1.2のレンズは1/3ほどアンダーに写ります。

わずかに焦点距離に差があるらしく
ZAの方が画角が狭いです。
中心軸もわずかにずれているみたいです。


合焦中心付近  f開放
e0174646_0182722.jpg


ZAが良い感じかな?



周辺のボケ f開放
e0174646_0183289.jpg


1.2と1.4のボケの差はいうほど少なくて
1.2は若干二線ボケの傾向があるみたい。
1.2を少し絞ると二線ボケは消えるけど。



中心部拡大 f開放
e0174646_0183111.jpg


光軸がずれていて中心が合いません。

これもZAが良い感じ。
開放だということを考えるとどっちもすごい。
1.2は三〇年まえの設計だし。


中心付近 f2.8
e0174646_0182677.jpg


ここまで絞るとどっちも区別が付きにくくなりますね。




所感

こういう価値観で較べると
設計の新しいZAに軍配が上がるみたい。
(光学設計は旧ミノルタ85/1.4リミテッドを踏襲しているという噂もあります
こんなに高性能レンズだったのですね)

でもレンズの性能ってこれだけじゃないと感じていて
だって、ファインダーを覗いた時の高揚感は1.2が圧倒的に楽しいもん。

これがプラナー85/1.4のあいまいなレンズだと
また別の価値観が見れて面白かったのだと思います。
1.4も改造したら合わせて較べてみたいなあ。








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by misawa-world3 | 2013-09-20 00:30 | なぜ?Planar T* 85
1.0m
e0174646_18211882.jpg

<SONY Carl Zeiss Planar T* 85/1.4 ZA 開放>


「ひこうき雲」  荒井由実 1973




ブログ再開のお知らせ
長らくお休みしていた当ブログですが、再開することになりました。
以前メインで使用していたCanonEOS5Dをマーク2に替えたところ
ファインダーがさらに見にくくなって(おそらく半段は落ちている)しまい
MFでピントが合わせることが困難になり、EOSにコンタのレンズを付けることも苦痛になってきました。
その後、ファインダーの美しさに惹かれ、メイン機材をキャノンからα900に変更し
今年になってα99が加わり電子ビューファインダーにより実絞りでも快適に撮影できる環境ができて
以前から気になっていたNOCTOさんのマウント改造を依頼しました。

お願いしたレンズは
CONTAX Carl Zeiss Planar T* 85/1.2 60周年記念モデルです。
(フードは好みでマミヤのラバーフードを付けています)


このレンズは85/1.4に較べると大変優等生。
悪くいえば面白くないレンズですが
仕事でも使えるかもしれないと思って、あえてこのレンズは最初にお願いしました。
今でも高額で取引されるレンズで、7〜8年ぶりに日の目の見ます。

このレンズとソニーの85/1.4ZAを使いながら
またこのブログをのんびり再開しようと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

2013年9月

三澤武彦


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by misawa-world3 | 2013-09-19 18:50 | なぜ?Planar T* 85
ピント合わせ2

開放でのピント合わせは、とてもシビアものなのですが、
実際やってみると思った以上にピントが合います。
キャノンEOS5Dのファインダーがピント合わせがし易いわけではありません。
どうしてそうなのかを下の図で説明します。


e0174646_1435454.jpg

プラナーの場合は、合焦のレベルが高くなくその頂点もとても曖昧です。
これがファインダー上でのピント合わせを悩ませる原因なのですが、
同時に頂点の曖昧さが体感的合焦範囲を広げているので、
予想以上に合焦しているという感覚に繋がるのです。
厳密に言うとピントはいつも多少ずれているままなのですが・・・





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by misawa-world3 | 2009-05-25 01:28 | なぜ?Planar T* 85
ピント合わせ

キャノンEOS5Dにアダプターリングを使って装着しています。
もちろんマニュアルでピント合わせをしなければならないのですが、
開放だとAFでもはずれることが多い事を考えると、
マニュアルでも思った以上にピントが合うモンだなあと感じています。
(ここでいうピントが合うとはこのレンズのレベルの話ね。
ピントの芯はさすがにEFの方が強くて、それに比べればゆるくてまるでソフトフォーカスのように見えます)

フォーカシングスクリーンはピントの山をつかみやすいというふれこみのEe-Sを使用していますが、
画期的にピントが合わせがし易くなるわけでもなく、
ファインダーの見え方も仕上がり映像とはかなりほど遠いです。
このあたりがEOSの弱いところです。

ピントを置く位置は狙ったところドンピシャが一番なのですが、
常にそれよりも少し前にピント位置を置く感覚でピント合わせをしています。
(人物上半身くらいの撮影距離なら、目にピントを合わせるというよりも、まつげの先に合わせるつもりで)
ピントをはずす場合は後ピンになることが多く(ぼくもCAPAレベルの知識しかないのですが、光学の勉強をすると、このあたりのことは少しわかるらしいです)それを避けるためと、
もうひとつは、多少前にピントを置くことで、このレンズ最大の特徴の画面の<ゆるさ>を調整できるからです。



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by misawa-world3 | 2009-04-14 00:25 | なぜ?Planar T* 85
最短付近の撮影
Contax Carl Zeiss Planar T* 85/1.4 の最短撮影距離は1mと長めです。
他の同等のレンズが80センチ付近を最短しているのに比べ、最後の一歩を寄れないことも多々あります。
なので当時純正で7ミリという薄型の接写リングが販売されていました。
絞りも連動しない単純なスペーサーです。これを付けると60センチぐらいまで最短が縮みます(当然無限遠はでません)。
全群繰り出しのピント合わせなのでこれでも十分使えます、逆に言えばフローティングを持たない全群繰り出しなので最短が長いということも言えるわけですが・・・

最短撮影というのは、おそらくレンズの性能が一番厳しい状態に置かれている時なんだと思います。
それまで近中距離では気にならなかった収差がとたんに見えてきます。
このレンズの場合最短付近は中央部以外はすべて周辺収差が強調されて、すべてハロをまといます。
リングを付けるとそれがなおさら強調されます。(1m以内自体、レンズにとって性能外のことだしね)
なので、その収差をどう生かして撮るかがポイントになるのだと思っています。
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by misawa-world3 | 2009-03-10 18:56 | なぜ?Planar T* 85
Carl Zeiss Planar T* 85/1.4

Carl Zeiss Planar T* 85/1.4というと、名玉と言われているレンズですが、
自分にとっての印象は、???のクセ玉の部類に入るレンズです。
たぶん所有している人、過去に所有したことのある人も同じような感想なのではないでしょうか?

特に旧京セラコンタックスから出ていたカールツァイス プラナー T* 85/1.4は、
開放ではにじみが多くてピント合わせは至難の業、(その上、製品の個体差も大きかった)
純正状態のRTS3でのピント合わせは、神のみぞ知る偶然の世界でした。
(その後、スクリーンを谷山さんの社外品に替えて多少解消)

実際、国産の同等なレンズ群と数値的に厳密に比較してみると、
それほどでもないどころか、えっ、こんなもんなの?というデータがのこっています。
(アサヒカメラテストなど)
とても高性能レンズには思えません。

このレンズは今から30年以上昔の1970年代に生まれました。

1970年代・・・国産レンズの性能は解像度一辺倒の時代でした。
解像度・・・わかりやすくいうと新聞を複写してどれだけ細かな文字まで読めるか、一コマのフィルムにどれだけの文字数が入れれるか、といった性能です。
その中で登場した旧ヤシカ・コンタックスのレンズ群は、初めてレンズにMTF性能曲線表を添付して
解像度よりもコントラスト再現の重視をうたったレンズでした。
コントラスト再現性というのは、わかりやすくいうと黒バックでカラスの撮影とか、白バックで雪だるまの撮影とか、微妙なトーンをちゃんと出して立体感が出せるかという性能です。それまでの国産レンズはあまり重要視されていなかった性能でした。解像度の方がシャープに見えるので写した後わかりやすい性能だったからね。

空気感を写せるレンズ

このレンズが「絵画的」と言われるゆえんはここにあるのでしょうね。

そして自分がこのレンズがすごいなあと思うのは
1970年代の初頭、今から40年近く前に、
すでにこのレベルのモノを作っていたことです。

当時それは別次元の超高性能レンズでした。
国産レンズの設計者にとっても大変なカルチャーショックだったらしく
それ以来、これをお手本に追いつき追い越せで、現在の国産レンズのレベルがあります。
ようやく追いついてきたのは近年になってからのことでした。

そんなレンズなんですけど
デジタルになってから、完全にお蔵入りしていて、カメラ棚の肥やしとなっていました。
それを、試しにEF85/1.8と撮影の比較をしてみたら、色の再現とその柔らかさに再び興味を持ってしまいました。
フィルムの頃は、普段からあれこれテストしていたけど、デジタルになってからその場で見れるのでテストする機会が極端に減っていました。
あらためてテストの重要性を認識した次第です。


プラナー85/1.4開放
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EF85/1.8開放
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もちろん同じ条件で撮影してます。
EFの方がアンダーに写ります。
色に至っては晴れの日と曇天くらいの違いが・・・


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by misawa-world3 | 2009-03-10 17:35 | なぜ?Planar T* 85